Translate

2021/03/18

ロックオン1弾 老婆のさくらんぼ


昔話を語ってみたいと想う・・。


あれは・・ある田舎町で起きた不思議なできごとだった・・。


1990年代で平成になったころだっただろうか・・。


・・・


・・



当時、私は中学生。


学校に通うには山を越え谷を越え、街まで降りなければならない。


もちろん徒歩だ。


となりの部落は何故か自転車通学が許可されていた。


となり部落とは100mも離れていないのに摩訶不思議!?


「なんでだべ!?」


そんな不満を抱えながらも、あの娘を想い今日も懸命に学校まで歩く。


道中で落ちているエロ本を見つけては自分は猿であることを自覚した。


そしていつの日か猿から漢になると誓った。


「おどごのながのおどごになるべ!!」


そんな家と現実の往復の毎日。


夏も始まりかけだったかもしれない・・疲れて私はベットに倒れこむように眠りについた。


Zzz・・・・・


どれだけ時間が過ぎたのだろう・・。


いつもと変わらない時間だけが空しく過ぎていく・・。





「ぁん...」







何か声が聞こえたような気がしたが勘違いだろうと目も開けなかった・・。



「ぁんっ・・・!」


???


間違いない!!


声が聞こえる!?!?


ビックリして眼を開けるとベッドのわきに老婆がたっていた。


やっと太陽が出てきたぐらいだろうか・・薄暗い部屋に青白い光でうっすらと老婆が見える。


「でたか・・・。」


そう思った瞬間・・。


老婆が叫ぶ!!


老婆「あんつぁ~~!?」


老婆「さくらんぼもってきたんだげど、玄関あいでだがら、かってにはいって、ほどけさまの前においだがらなぁ~たべでけろ~」


そう言い残して老婆は消えていった・・。


・・・


・・



おっと、もうこんな時間だ・・。


私としたことが少々おしゃべりが過ぎたようだ・・。


別の話はまたお会いできる時にでも・・。


今日も貴方にとって素敵な夜でありますように・・。


2021/03/15

ロックオン0弾 あらすじ


私の名前はミスターヒットマン。

ふらりと真夜中に現れては、ミッションを終え、すぐに消えていく。

誰かに見られたりして、面倒なことに巻き込まれるのはゴメンだ。

周りの人は私のことをヒットマンと呼ぶが、決して私は他人の命は狙わない。

ライフルなどの物騒なものも、もちろん使用しない。

そんな私を、なぜ皆はヒットマンと呼ぶのだろうか・・?

~ coming soon ~